レートテーブル
RTシリーズ
速度安定性に優れたレートテーブルは、ジャイロセンサや慣性センサなどの製品検査、性能計測、比較試験に適しています。
その他、回転が必要な各種実験にもご利用いただけます。
高い速度安定性
高い速度安定性と低振動により、ジャイロセンサ、慣性センサ、姿勢センサなど、角速度を検出するセンサの製品検査、性能計測、比較試験に最適。
ラインナップ
最大速度が、120deg/sec、180deg/sec、360deg/sec、1,080deg/secの4タイプをラインナップ。また、最大搭載質量は2kg~20kgを用意しています。
簡単操作
PCから、添付のWindows操作プログラムを使って、回転速度、停止角度、加速度などを設定して、簡単に操作ができます。また、正弦波形の揺動回転、EXCELなどで作成したデータで動かす機能、事前に作成した動作シーケンスに基づき動かす機能も付いています。
スリップリングの組み込み(オプション)
スリップリングを組み込むことで、供試品(搭載物)への電源供給と、供試品と固定装置間の信号接続を実現します。スリップリングを通る信号にノイズが乗らないよう、特殊技術でモータや電子部品が発生する電磁ノイズを低減しています。スリップリングは、USB通信やLAN通信にも対応しています。
各種オプションを用意
安全対策として、安全カバーと安全フェンスを用意。
回転テーブルが恒温槽に入れられる「恒温槽対応」を用意。
定期的に校正が行える「校正オプション」を用意。
回転テーブルが恒温槽に入れられる「恒温槽対応」を用意。
定期的に校正が行える「校正オプション」を用意。
通信プロトコルの公開
レートテーブルとPC間の通信プロトコルは公開しているので、お客様の作成されたプログラムに組み込んで操作することが可能です。
型名 | RT-02-120 | RT-05-120 | RT-10-120 |
---|---|---|---|
最大搭載質量 (*1) | 2kg | 5kg | 10kg |
最大速度 | 120deg/sec | ||
最小速度 | 0.1deg/sec(速度は0.1deg/sec単位で設定できる) |
型名 | RT-20-120 | RT-10-180 |
---|---|---|
最大搭載質量 (*1) | 20kg | 10kg |
最大速度 | 120deg/sec | 180deg/sec |
最小速度 | 0.1deg/sec(速度は0.1deg/sec単位で設定できる) |
型名 | RT-02-360 | RT-05-360 | RT-10-360 |
---|---|---|---|
最大搭載質量 (*1) | 2kg | 5kg | 10kg |
最大速度 | 360deg/sec | ||
最小速度 | 0.1deg/sec(速度は0.1deg/sec単位で設定できる) |
型名 | RT-02-1080 | RT-05-1080 | RT-10-1080 |
---|---|---|---|
最大搭載質量 (*1) | 2kg | 5kg | 10kg |
最大速度 | 1,080deg/sec | ||
最小速度 | 1deg/sec(速度は1deg/sec単位で設定できる) |
(*1) 最大搭載質量は、重心バランス位置に搭載したときの数値。
速度安定性 | 速度変動は最大速度の±0.05%以下 |
---|---|
動作範囲 | ±∞deg(360degエンドレス) |
繰り返し位置精度 | ±0.1deg以下 |
加速度・減速度 | 5段階 |
テーブル直径 | φ300mm(M4タップを25mmグリッドパターンで開けている) ※お客様の図面に合わせて製作することも可能。 |
電源電圧 | AC100V 50/60Hz |
速度ドライブ | 速度と回転方向を指定してドライブする。ドライブ中に速度を変更できる。 |
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角度ドライブ | 指定角度まで指定速度でドライブする。ドライブ中に速度を変更できる。 |
正弦波ドライブ | 振幅と周波数を指定して、正弦波形の揺動回転を行う。(能力線図の範囲内で動作する。) |
メモリードライブ | さまざまな波形の動きが実現できる。例えば、振幅一定で周波数を変えて動かす「周波数スイープ」、周波数一定で振幅を変えて動かす「振幅スイープ」、自動車・船・飛行機などに取り付けたセンサから作成したデータで動かす、等。 |
コマンドドライブ | 指定時間毎に、速度や方向を変更して自動で動かすことができる。事前に、動作データを記述したファイルを作成する。 |
その他の設定機能 | 原点検出機能、ゼロリセット、速度リミット、角度リミット、他 |
ステータス表示 | 実際の速度と角度を表示する。動作状態などのメッセージを表示する。 |
ログファイル機能 | 運転データ(時間毎の速度と角度)をファイルに書き込む機能。 |
PCとの通信 | RS-232C(付属のシリアルUSB変換器を使ってPCのUSBコネクタと接続できる。) |
対応OS | Windows11, Windows10 |
スリップリング | ・回転中心にスリップリングを組み込むことで、供試品(搭載物)への電源供給と、供試品と固定側装置間の信号接続を実現する。 ・スリップリングの種類: (2A/極) 6極、12極、18極、24極、36極、56極 (10A/極) 24極 (USB2.0+信号線) USB2.0×1ch+2A/極×11極、USB2.0×1ch+2A/極×17極 (1000Base-T+信号線) 1000Base-T×1ch+2A/極×12極、1000Base-T×1ch+10A/極×6極 |
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緊急停止スイッチボックス | ・手元で素早く停止させるためのスイッチボックス。 (電源を遮断する非常停止スイッチは、危険なので使用しない。) |
安全カバー | ・回転機構ユニットの周囲を覆う、安全対策用カバー。 ・底板に回転機構ユニットを固定する。 ・天板と側板は透明アクリルパネル(またはポリカーボネートパネル)で中が見える。 ・インターロック機構付き。(扉が開いているときは回転しない) ・オートロック機構付き。(回転中は扉が開けられない) |
安全フェンス | ・回転機構ユニットの周囲を覆う、安全対策用フェンス。 ・安全カバーよりローコスト。 |
恒温槽対応 | ・温度条件を変えられるよう恒温槽と組み合わせて使用する。 ・回転テーブルが恒温槽に入れられる構造。 ・恒温槽(貫通穴加工済み)はお客様でお手配ください。 |
恒温槽設置台 | ・恒温槽、回転機構ユニット、制御ユニットを一体で配置できる。 ・レベリングフット、自在キャスター付き。 |
校正オプション | ・回転中心に、校正用ロータリエンコーダと校正治具が取り付けられる構造にする。 ・校正用ロータリエンコーダと校正治具を付属する。 ・出荷時に校正を行い、校正証明書とトレーサビリティ体系図を付属する。 |